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「2024年 今年期待の造園人」のご紹介
「2024年 新年造園人の集い」
世話人代表 梨 雅明

 新春の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 「2024年 今年期待の造園人」の皆様をご紹介させていただきます。実績があり、チャレンジ精神旺盛な若手造園人です。
 昨年、緑・公園関係団体の皆様及び一般財団法人日本造園修景協会ホームページから候補者の募集を行い、2023年12月5日、厳正な審査の結果、5名の若手造園人を選出いたしました。
 2024年は、市制100周年を迎える川崎市で「第41回全国都市緑化かわさきフェア」が10月19日から11月17日と翌年3月22日から4月13日の期間で開催されます。また、2027年には「GREEN×EXPO2027 2027年国際園芸博覧会─幸せを創る明日の風景─」が横浜で開催される予定です。
 全国の造園人の皆様の益々のご活躍をご期待申しあげます。


◆2024年 今年期待の造園人

お名前
業 績 等
勤務先(所在地)
石井 匡志
(いしい まさし)
  石井匡志氏は、2021年、欧州日本庭園協会設立会議に日本の造園施工技術者一行を率いる団長として現地参加し、複数回にわたる報告会を開催、詳細な報告書を取りまとめた。欧州における日本庭園の今後の管理、造園技術者交流の道筋を整え、2023年はフランスからの招聘を受け、引き続き日本と欧州の架け橋となっている。
 また、上記をはじめとする日常の業務、実務に加え、樹木医、農学博士など、幅広い知見を持ち、全国1級造園施工管理技士の会の幹事長を務めるほか、日本造園学会や日本造園建設業協会など造園関係団体の各種活動に幅広く携わり、教育機関でこれからの造園人の育成にも尽力しているなど、今後活躍が期待できる造園人である。
アゴラ造園株式会社
(東京都練馬区)
臼井 ひとみ
(うすい ひとみ)
 臼井ひとみ氏は、2022年1 月まで国営武蔵丘陵森林公園管理センターで企画担当として従事し、植物を活用したクラフト教室や園内を巡り謎を解いていくフィールドラリー等、豊かな公園資源を活かした数多くのイベントを展開、また、コロナ禍において自ら企画、デザイン創作した「塗り絵素材」を配信するなど公園利用者に寄り沿った取り組みで、利用者から高い評価を得た。
 その後、民族共生象徴空間ウポポイに赴任し、アイヌ文化の復興、発展のための拠点となるナショナルセンターにおいて施設管理を主とする業務に従事している。アイヌの貴重な文化財を収蔵する国立アイヌ民族博物館やアイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現した慰霊施設(墓所)の施設管理で活躍している。また、地域性種苗など特殊な植物管理知識の習得にも励み、限られた体制下で幅広い業務に積極的に関わっている今後活躍が期待できる造園人である。
(一財)公園財団
民族共生象徴空間
管理事務所
(北海道白老町)
齋藤 靖士
(さいとう やすし)
 齋藤靖士氏は、とうほく蘭展&バラとガーデンフェスタ2016において、出展庭園「来福笑龍」が最優秀賞を受賞、第40回全国都市緑化仙台フェア(2023年)では、出展庭園「居杜(いと)」が国土交通大臣賞を受賞するなど、造園技術技能、センスが高く評価されている。株式会社竜門園では、身近な緑の環境を増やし、将来にわたって伝える庭の展示場「庭広場グリーンゲート」事業を展開し、その活動の中核を担っている。伐採される予定であった樹木を引き取り、1,800坪の敷地に、森をつくり、その中で様々な生活スタイルの庭園を展示し、新しい庭づくり、緑のある暮らしについて情報発信を続けている。2023(令和5)年6月に一般社団法人日本造園組合連合会の青年部長に就任。青年部の活動を通して、後進の育成をはじめ業界の活性化に貢献している。造園業界を牽引する技能者として、組織内外から期待を寄せられていおり、今後活躍が期待できる造園人である。
株式会社竜門園
(宮城県仙台市)
酒井 翔平
(さかい しょうへい)
 酒井翔平氏は、国土交通省都市局都市計画課で、都市の緑、都市農地、グリーンインフラ等の政策推進の中心的存在として活躍している。@気候変動への対応(CO2の吸収、暑熱対策等)やA生物多様性の確保(生物の生息・生育環境の確保等)に加えて、人々のライフスタイルの変化を受けたBWell-beingの向上(健康の増進等)に対応するため、都市緑地の多様な機能の発揮等を進める「まちづくりGX」の展開を進めている。
 令和6年通常国会における法改正も念頭に、都市の緑の位置づけを高め、国として都市の緑の確保に関する意義・目標を明確にし、緑に民間投資を呼び込む緑地認証制度の創設など官民一体となった取り組みを後押しする施策を構築しようとしている。
 「まちづくりGX」という新たな施策の実現に向け、幅広い分野の関係者と積極的に調整を進めながら、時代の要請に造園界が応えていく新たな基盤となるこの重要な政策推進のエンジン役となっており、周囲や関係者からの信頼も厚い。今後活躍が期待できる造園人である。
国土交通省 都市局
都市計画課
(東京都千代田区)
藤井 宏海
(ふじい ひろみ)
 藤井宏海氏は、故郷萩のまちづくりを念頭に、短期大学や造園コンサルタントで公園計画設計や住民参加、花づくりイベントの経験を積んだ後、フリーの造園家、ランドスケープアーキテクトで活動中。福岡市の市民花壇づくりを続けており、フリーとなった後は、造園から山歩き、環境形成など幅広く専門家に学ぶとともにコラボして、多くの公園や施設の庭づくり、花壇づくりを行ってきた。
 春のうみなかフラワーコンペティション2023 から始まった金華園×Fumi Niwa Designのお庭づくり等、コンクールでの受賞も多く、2023年秋は、福岡市植物園で開催された一人一花フラワーガーデンチャンピオンシップ2023で優秀作品に入賞。一人一花アンバサダーである石原和幸氏のチームの一員として、イギリスで開催されるチェルシーフラワーショー2024への参加権を獲得した。1年間にわたり審査が行われる、第2回東京パークガーデンアワードに入賞し新たなガーデンニングの挑戦が始まろうとしている。今後活躍が期待できる造園人である。
フリーランス
(福岡県福岡市)


◆過去の「今年期待の造園人」ご紹介
 >>2020年〜2023年